2017年01月26日
悪しき「就労継続支援A型事業所」・倒産する 「放課後等デイサービス」
最近、グッと冷え込んで寒い日が続いていますね。
朝、布団から出たくない盛島です。
さてさて、年が明けてもう一か月弱、、来週から2月です、、う~ん、早い(^_^;)
そんな中、福祉に関し気になる情報を二つほど。。今日は長文です(笑)
先ずは、
放課後等デイサービス、就労継続支援A型の運営の見直しについて(案)
以前から、ちょくちょく話題となっていた、所謂 「悪しきA型事業所」について、ようやく国の方で運営の見直しが行われるようです。
中身については
※ 就労継続支援A型事業については、
・ 本来の利用者である障害者の利用を正当な理由なく短時間に限り、健常者である従業員(基準省令によるところの「利用者及び従業者以外の者」)がフルタイムで就労している事例
・ 利用者も従業者も短時間の利用とすることによって、浮いた自立支援給付費を実質的に利用者である障害者の賃金に充当している事例
・ 正当な理由なく利用者の意に反して労働時間を短く抑える、あるいは就労機会の提供にあたって収益の上がらない仕事しか提供しない事例
などの不適切な運営を行っている事例が指摘されているところである。
〇 社会保障審議会障害者部会報告書(平成27年12月14日)においても「就労継続支援A型については、事業所の実態が様々であることを踏まえ、利用者の就労の質を高め、適切な事業運営が図られるよう、運営基準の見直し等を行うべきである。」とされている。
〇このため、就労継続支援A型については、以下の見直しを平成29年4月1日から実施することとしている。
1 就労の質の向上を図るため、
① 事業収入から必要経費を控除した額に相当する金額が、利用者に支払う賃金総額以上となるようにしなければならないことや
② 賃金を自立支援給付から支払うことは原則禁止とすることなどを新たに運営基準に規定
2 障害福祉計画上の必要サービス量を確保できている場合、自治体は新たに指定をしないことを可能にする
〇 各都道府県・市町村においては、関係機関等に周知徹底を図るとともに、平成29年4月1日からの円滑な実施に向けて条例改正等の準備を行っていただくようお願いする。
という内容となっています。
給付費を賃金に充てる??ダメでしょ(--〆)
そしてもう一つの記事、
老人福祉・介護事業、2016年倒産件数が過去最多
新設法人数も減少傾向で淘汰の動き
※記事から抜粋
倒産の原因をみると、「販売不振」が69件(前年比97.1%増)で最も多く、「事業上の失敗」の18件、「運転資金の欠乏」の6件が続いた。「販売不振」が全体の6割強を占めるなど、競争の激化が倒産の主な原因になっているが、「本業不振のため異業種からの参入失敗」(6件)や「過小資本でのFC加盟」(4件)など、事前準備や事業計画が甘い小規模業者の倒産も多いと同社は指摘している。
老人介護や障害福祉分野でも、参入障壁がさがり、異業種からの参入等で事業所がどんどん増えていますが、一方で、給付費を賃金に充てているA型事業所や、放課後等デイでは、児童にスマホのゲームやビデオを見せるだけで、適切なサービスを行っていない事業所等が増えているという実態。
事業所が増え、それぞれが切磋琢磨して、利用者のサービスの向上に繋がればよいのですが、記事にあるような、本業不振を理由に福祉に参入してくるのはどうなんだろう・・首をかしげたくなるのは私だけではないはず・・。溜息・・。
私たちとしてはこれらの事業運営、事例を反面教師として、福祉サービスの向上に努めていきたいと思います。
朝、布団から出たくない盛島です。
さてさて、年が明けてもう一か月弱、、来週から2月です、、う~ん、早い(^_^;)
そんな中、福祉に関し気になる情報を二つほど。。今日は長文です(笑)
先ずは、
放課後等デイサービス、就労継続支援A型の運営の見直しについて(案)
以前から、ちょくちょく話題となっていた、所謂 「悪しきA型事業所」について、ようやく国の方で運営の見直しが行われるようです。
中身については
※ 就労継続支援A型事業については、
・ 本来の利用者である障害者の利用を正当な理由なく短時間に限り、健常者である従業員(基準省令によるところの「利用者及び従業者以外の者」)がフルタイムで就労している事例
・ 利用者も従業者も短時間の利用とすることによって、浮いた自立支援給付費を実質的に利用者である障害者の賃金に充当している事例
・ 正当な理由なく利用者の意に反して労働時間を短く抑える、あるいは就労機会の提供にあたって収益の上がらない仕事しか提供しない事例
などの不適切な運営を行っている事例が指摘されているところである。
〇 社会保障審議会障害者部会報告書(平成27年12月14日)においても「就労継続支援A型については、事業所の実態が様々であることを踏まえ、利用者の就労の質を高め、適切な事業運営が図られるよう、運営基準の見直し等を行うべきである。」とされている。
〇このため、就労継続支援A型については、以下の見直しを平成29年4月1日から実施することとしている。
1 就労の質の向上を図るため、
① 事業収入から必要経費を控除した額に相当する金額が、利用者に支払う賃金総額以上となるようにしなければならないことや
② 賃金を自立支援給付から支払うことは原則禁止とすることなどを新たに運営基準に規定
2 障害福祉計画上の必要サービス量を確保できている場合、自治体は新たに指定をしないことを可能にする
〇 各都道府県・市町村においては、関係機関等に周知徹底を図るとともに、平成29年4月1日からの円滑な実施に向けて条例改正等の準備を行っていただくようお願いする。
という内容となっています。
給付費を賃金に充てる??ダメでしょ(--〆)
そしてもう一つの記事、
老人福祉・介護事業、2016年倒産件数が過去最多
新設法人数も減少傾向で淘汰の動き
※記事から抜粋
倒産の原因をみると、「販売不振」が69件(前年比97.1%増)で最も多く、「事業上の失敗」の18件、「運転資金の欠乏」の6件が続いた。「販売不振」が全体の6割強を占めるなど、競争の激化が倒産の主な原因になっているが、「本業不振のため異業種からの参入失敗」(6件)や「過小資本でのFC加盟」(4件)など、事前準備や事業計画が甘い小規模業者の倒産も多いと同社は指摘している。
老人介護や障害福祉分野でも、参入障壁がさがり、異業種からの参入等で事業所がどんどん増えていますが、一方で、給付費を賃金に充てているA型事業所や、放課後等デイでは、児童にスマホのゲームやビデオを見せるだけで、適切なサービスを行っていない事業所等が増えているという実態。
事業所が増え、それぞれが切磋琢磨して、利用者のサービスの向上に繋がればよいのですが、記事にあるような、本業不振を理由に福祉に参入してくるのはどうなんだろう・・首をかしげたくなるのは私だけではないはず・・。溜息・・。
私たちとしてはこれらの事業運営、事例を反面教師として、福祉サービスの向上に努めていきたいと思います。
Posted by そてつの会 at 11:00│Comments(0)
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